ソニー有志アルムナイ立ち上げ記 〜9.次の試み

ソニーの有志アルムナイ立ち上げの記録、今回にて一区切りです。

登録者が400人を超え、20回以上イベントをし、リピートしてくれる人や運営を手伝ってくれる人が出てきたこのアルムナイ。最後は、これを永く続く場にするために、次に何をするか、考えていることを書いてみます。

イベントを定例化する

人の交流がないとコミュニティは活性化しません。イベントを一々日程調整するのは大変なので、開催ルールを決めて調整を半自動化したいと考えます。

候補日が決まっていれば登壇者を当てはめていくだけです。ダメなら次の候補日、そのまた次、とすれば、どこかにははまります。

例えば、以下のような感じです。

・アルムナイ登壇イベント:毎月第2火曜の20時〜自由解散
・ランチ交流会:毎月第3木曜の12~13時
・オンライン「もくもく会」:ランチ交流会前の10~12時

担当者や参加者にとっても予めスケジュールを確保しやすくなる利点があります。

イベント担当を増強する

オンラインイベントをやるには、Zoomの有料アカウントなどを持った人の立ち合いが必要にはなります。

イベントが増えると、私一人ではさすがにこなせないので、手伝ってくれる人を募りたいと思います。

単なるアカウント提供と立ち会いだけではつまらないでしょう。自身も場づくりやイベント企画に興味ある人が良いと考えます。

イベントの種類を増やす

回数を増やすとしても、似た企画ばかりでは飽きるし、来る人の幅も限られます。

例えば以下のようにして、種類も増やしたいと思います。

・新規イベント担当メンバーによる企画
・アルムナイ参加者による自主企画
・他アルムナイなど、外部とのコラボ
・ソニーとのコラボ
・著名OBの登壇

1人では回数や規模にも限りが出ます。それ以上に発想が限られます。企画・運営に参画したいという人を増やすとともに、参加者の自主企画も増やしたいと考えています。

因みに、このアルムナイは中央集権ではないので、趣旨に沿っている限り、特に私や運営の許可なく、各人がイベントを立てられます。とはいえ、目安と支援がないと、最初は難しいかもしれませんね。

他社のアルムナイ運営メンバーなどと、OBOGにとって価値ある場のあり方について議論するのも良いかもしれません。

有名OBに登壇をお願いしてもいい段階かもしれません。立ち上げ時にこのカードを使うと、コミュニティ活動への関心の低い人が増え、頭数は増えても場が活性化しない事態に陥るので、自重してきました。登壇して頂くにもあまりベネフィットも出せません。

人も増え、活動もそこそこ出てきたので、企画しても良いかもしれません。

イベント以外にコンテンツを拡げる

今のところ主な活動はイベントだけですが、これだけだと参加した人しかベネフィットを享受できません。本当は記事なり動画なりにしたいとは思っていますが、さすがにそこまで手数は割けません。

そのような専門を持つ人や、そういった分野に興味がある人で、コミュニティ活動に関心ある人に協力いただければと考えます。

ソニーとのコラボで公式感UP

立ち上げ段階から友の会事務局の協力は得ておりますが、他の部署ともコラボを広げていきたいと思います。

一般的には以下のような可能性があると言われています。

・案件の委託/受託や取引
・出資や協業
・オープンイノベーション
・採用:リファラル、出戻り、ブランディング
・シニア社員のキャリア課題解決

まずは人事と、社内のセカンドキャリア関連イベントに、アルムナイから登壇者を紹介するお話があります。

遠からず、退職時にこのアルムナイを会社が紹介してくれるようにもして、やめてもすぐに助け合えるようにしたいとも考えています。

現役社員向けのイベントに登壇して知ってもらえれば、元同僚に案内してもらうこともできるかもしれません。

外に出る・発信する

まだこのアルムナイの存在を知らない卒業生も少なくありません。今のところ、最初の友の会からの案内、中の人からの紹介、Facebookで表示されて入った人、が中心でしょう。

以下のような発信により、ソニー卒業生の目に触れる機会を増やしたいと思います。

・外部イベントに登壇する
・外に発信する
・メディアに掲載される

Yahoo!のアルムナイなんかは、「モトヤフ」の人々を次々インタビューして記事にまとめています。こんなのもできれば、インタビューされる側も自身の活動を他アルムナイに限らず世間一般の方々に知ってもらえるし、アルムナイも、独自のコンテンツを発信することで、活動を他のOBOGに知ってもらうことができます。

note(ノート)

今回は、ヤフーから出向の形で北海道美瑛町に5年間勤務され、美瑛町の町おこしなどにご活躍後に、現在は紀尾井町戦略研究所(K…

因みに、このnoteを書いているのも、そういった狙いがあります。

また、アルムナイの方々の情報を結集して、このような出身起業家・経営者リストも作ってみたいと考えています。

ベンチャー転職/スタートアップ転職を支援する転職エージェント、キープレイヤーズのHPです。ベンチャー企業やスタートアップ…

グループ内の投稿をより活性化し、アルムナイ間のコラボにつなげる

現状でもありがたいことに、それなりに投稿はあります。元ソニーグループの人しかいないという安心感と、付き合いのあった人と久しぶりに繋がることが多いことがその一因かもしれません。

また、お仕事の依頼や採用の紹介なども時々あります。こういったものはより増やしていきたいと考えています。

まずは目安や事例を示した上で、最初は個別にお願いするところからでしょう。

もっと気軽な、投稿の呼び水となる仕掛けを入れてもいいかとも考えております。あるコミュニティは、毎週水曜を「#なんでもありデー」として、参加者が投稿しやすいキッカケにしています。

本当はいつでも誰でも好きに投稿していいのですが、あえて覚えやすいタイミングを決めていて、よくできた仕組みだと思っています。そんなものも試してみたいと思っています。

そういったことが得意な人をアルムナイの中から見出す、といったこともあるでしょう。私はそんなに得意ではないので、餅は餅屋、ということで。

Slackの併用も

あと、最近はSlackでコミュニティを運営するところも増えているようです。参加型のプロジェクトを並行で走らせたり、関心ごとの小グループに分けて運営するのにも向いているようで、こんなのも試してみてもいいかなと思っています。

紹介を促す

これまではそれほど積極的にはアルムナイ側からの勧誘はしてきませんでした。コミュニティの、特に立ち上げ期は、自発的に入った人々でつくった方が望ましく、お願いして入ってもらうものではないと考えるからです。

中にいる人が、自分の知り合いを誘いたくなるような魅力が備われば、自然と呼び込んでくれるでしょう。そのくらいになれば、勧誘を促しても良いかと思います。

ご入会案内

よろしければぜひご参加ください。紹介も歓迎です!
参加資格
1)ソニーやグループ各社で働いていた方
2)現役で働いている方
注意:質問への回答がないと承認できませんのでお忘れなく