シナリオプランニングで育む次世代  ― 越境×対話×探求が導く共創イノベーションの旅(10/9木曜 開催)ファイナンス稲門会主催

「シナリオプランニングで育む次世代 
 ― 越境×対話×探求が導く共創イノベーションの旅」

気候変動、AI革命、地政学的リスクの高まりなど、現代社会は一つの「正解」がない、複雑で予測困難な時代に突入しています。従来の延長線上にある未来予測(フォアキャスティング)だけでは、この構造的変化に対応することは困難です。
本講演では、このような「VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)」を超えた「BANI(脆く、不安で、非線形で、理解不能)」な世界において、企業が持続的に価値を創造し続けるための新たなアプローチを提言します 。
その鍵となるのが、
起こりうる複数の未来の世界観をシナリオとして描き、そこから現在を逆算して戦略を構想する「シナリオプランニング」です 。本講演では、横河電機株式会社で実践されている、若手社員が主体となって未来の世界観を描き、社内外の多様なステークホルダーとの対話を通じてシステムチェンジを促すというユニークな取り組みをケーススタディとして詳解します 。
この取り組みは、単なる事業戦略の策定に留まりません。未来を起点とした対話は、組織内に「未来の共通言語」を生み出し 、サイロ化された組織の壁を越える「バウンダリー・スパナー」となる次世代リーダーを育成します 。そして、社外の大学や他企業、地域コミュニティを巻き込みながら、社会課題解決を目指す「価値共創ネットワーク」を形成していきます 。

講演を通じて、未来志向のイノベーションを組織の全部門(経営層から現場まで)に実装していくための具体的なプロセスと、これからのリーダーに求められるシステム思考や全体を俯瞰する「棋士の視点」について、実践知に基づいた洞察を共有します 。皆様と共に、未来を共創する旅へ出発できることを楽しみにしております。

参考:<未来共創イニシアチブ | YOKOGAWA>

◆講師略歴 
玉木伸之氏(玉木アンドアソシエイツ株式会社 代表取締役、横河電機株式会社 未来共創イニシアチブ プロジェクトリーダー、フューチャーアーティザン株式会社 エグゼクティブアドバイザー)
1989年、横河電機に入社。半導体や医薬品の生産管理システムの設計・構築を経て、商品企画、システムコンサルティング、新事業開発、経営企画、中長期経営戦略の策定に従事。グローバルマーケティング戦略立案、IA事業変革、エグゼクティブセリングトレーニングなど、組織横断的なグローバルプロジェクトを主導。シナリオプランニングを活用し、事業会社における人材育成や社内外の共創型プロジェクトを推進するとともに、業界横断でのシナリオプランニングのファシリテーションにも数多く従事。2019年、次世代共創型リーダー育成プログラムの開発。2021年、社長直轄の未来共創活動を立ち上げ、多様なステークホルダーとの共創を推進し、早稲田大学と共に産官学連携ラーニングコミュニティ「Green Phoenix Project」を設立。日本の人事部「HRアワード2021」企業人事部門入賞。2023年、フューチャー「Sustainable Future Leadership コンソーシアム」アドバイザリ。2024年、日本医師会「次世代の災害医療」シンポジウム総括アドバイザー、高知大学「KOCHI未来会議」ステアリングコミッティ。
2024年、玉木アンドアソシエイツ設立、代表取締役。2025年より、フューチャーアーティザンのエグゼクティブアドバイザー、横河電機 未来共創イニシアチブ プロジェクトリーダーとしても活動。サステナブル社会実現に向けたシナリオプランニングを軸に、課題解決とリーダー育成に取り組んでいる。

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https://scenarioplan.peatix.com