なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか? 〜異端の経営学者と学ぶ「そこそこ起業」〜(9/20金曜 開催)ファイナンス稲門会 主催

conecuri代表の高橋が企画したセミナーをご案内します。

なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか? 〜異端の経営学者と学ぶ「そこそこ起業」〜

 今回は、東京都立大学大学院経営学研究科准教授の高橋勅徳氏をお招きして、近年の企業家研究の最新概念であり、新たな起業スタイルとして注目されつつある「そこそこ起業(ライフスタイル企業家)」という仕事と人生のあり方について伺います。
 高橋氏は、企業家/ソーシャルイノベーションを専門とする研究者として、IT・バイオ系ベンチャー企業から、まちづくりや障害者雇用を担うソーシャルビジネスに至るまで、幅広く「企業家現象」を対象とした研究活動を続けてきました。
 近年は「経営学が見落としてきた現象」を経営学・企業家研究の視点から迫る研究活動を展開しており、婚活市場や転売ヤーといった企業サービスの発展によって人々の日常行動がいかに変化していくのかを分析した書籍として『婚活戦略』、『アナーキー経営学』などの話題書を発表し、注目を集めています。 
 そこそこ起業(ライフスタイル企業家)は、学者も現場の人々も見落としてきた、趣味やスキルを活かした低投資・低成長・低関与の「そこそこに稼ぐ」ことを目指す起業スタイルに注目します。マネーゲームと化した近年の起業スタイルに対するアンチテーゼとして提示された「そこそこ起業」が、ウェルビーイングやレジリエンスの観点からいかに人々の豊かなライフスタイルを切り拓く可能性を秘めているのかについて、解き明かしていきます。

◆スピーカー: 高橋勅徳 氏
【ご経歴】
東京都立大学大学院経営学研究科准教授。2002年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。沖縄大学法経学部専任講師(2002-2003年度)。滋賀大学経済学部准教授(2004-2008年度)。首都大学東京大学院社会科学研究科准教授(2009年-2017年度)を経て現職。専攻は企業家研究、ソーシャル・イノベーション論。第4回日本ベンチャー学会清成忠男賞本賞受賞。第17回日本NPO学会賞優秀賞受賞。

<主な研究業績>
・『制度的企業家』ナカニシヤ出版(桑田耕太郎・松嶋登共編・2015年)
・『ソーシャル・イノベーションを理論化する:切り拓かれる社会企業家の新たな実践』文眞堂(木村隆之・石黒督朗共著・2018年)
・『婚活戦略:商品化する男女と市場の力学』中央経済社(単著・2021年)
・『アナーキー経営学』NHK出版(単著・2024年)
・『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか? :異端の経営学者と学ぶ「そこそこ起業」』集英社(単著・2024年)

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